Gewalt 8
シリーズで書いています 「Gewalt」、今回8です。
嬉しい事に当記事を読んでくださる方も少しずつ↑です。本当に!ありがとうございます。
アーティスト:K.Fukuchi氏の作品の変遷をご紹介するシリーズです。
「なごなる」はART-LINEを設けまして、K.Fukuchi氏が現在描いている作品を取扱しております。
是非、シリーズ1〜7も見ていただけると幸いです。(下部リンクより)
インドの旅から帰国後、伝統的技法や水彩を用いて自然を描くようになった同氏ですが、
その試みにおいて、画像のような工業製品や現代文化を描くようになります。
技法は異なっても工業製品などのモチーフを見ると初期の『Gewalt』
に立ち返ったかのようです。
長い旅の後に辿り着いたまるで「逃れられない」「避けて通れない」
そんな風景なのかもしれません。
それを素直に描いている?というよりもどこかPOP-ARTにおける生活様式
の批判に通じるものがある?ように感じます。
竹からスパナが生えてきて?三つ又の槍をもっている作品などを見るとそれを強く感じることが
できます。大量生産・大量消費社会においてそれを批判しても、多くの人がそれを受け入れ
ているという矛盾といいますか、現実といいますか、そんな複雑な心境かもしれません。
(※上4枚の画像とトップ画像は金箔を使用した作品、漆喰を使用した作品です。)
そして・・金属の板に描くシリーズが登場します。そこに描かれるものは自然、工業製品など
ジャンルを選んでおりません。もしかしたら金属の板というキャンバスにそのPOP-ARTとしての
ある種親しみ深いもの(大量生産、大量消費社会)を投影し、それを超えたところにこのシリーズ
を置いた?のかもしれません。
これまた勝手な想像で長々書いております。毎シリーズのことでお許しください!
作品「牛」とても気に入っている作品です。
「なごなる」としてデザイン展開でもコラボさせて頂いております。K.Fukuchi氏に感謝です。
今後もGewaltシリーズ継続します。お楽しみに!
皆さんはどうお感じになられるでしょうか?
関連記事:Gewalt,Gewalt-2,Gewalt-3, Gewalt-4, Gewalt-5, Gewalt-6,
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