もんぺ
もんぺ? 不思議な響きです。
語源を調べますと・・・「ももひき」、「もんベーさん」が考案した、アイヌ語でズボン「オムンペ」その他ございますが、詳細な語源はわかりませんでした。
「女性向けの労働用ズボン」という基本的用途を考え、着物から袴へ・・さらに機能的な「もんぺ」へ進化したのでは??などと考えております。
東北地方で古くから用いられていたことを考えると、防寒等、働く女性の為のものだったのかもしれません。もちろん生地も丈夫なものが求められたと思います。
ズボン=男性、もんぺ=女性、時代的に分けて考えることもあったかもしれません。地理的にアイヌの語源では?ないのかと思ったりします。
戦時中にはもんぺの着用の義務もあったとか・・・機能を優先せざるを得なかった女性用のズボン、少し複雑ですね・・もっとおしゃれにと思っていた人もいたのではないでしょうか? そこで、着物を仕立て直してよそ行きのもんぺを作ったりもしていた様です。
まとめますと、東北地方で袴からより動きやすく、防寒もできる、機能的な女性用のズボンに進化し、時代背景と共に広がった。その範囲でおしゃれを楽しんだ。
でしょうか??
さて、現在「イージーパンツ」等と呼ばれ、ゆったりしていてくつろげるウェアーとしてたくさんの商品が出ております。
もんぺはその先駆けだったのかもしれませんね・・・
nagonaruでは「もんぺ」と表現することを悩みましたが、久留米絣のしっかりと織られた生地を使用すること、丈夫さや機能性をさらに追求すること、前述のもんぺの意味を継承すること、おしゃれを楽しんでいただきたいこと、等々より「nagonaruのもんぺ」としてご提案したいと思っております。
下記の画像ですが、順番にファーストモデル、セカンドモデル、となっております。
・ファーストモデル:ゴムウエスト、足首ゴム、サイドポケット(試作品です)
・セカンドモデル:ゴムウエスト+麻ひも、足首麻ひも、サイドポケット(試作品です)
どちらも何度も使用して不具合を調整いたしました。ウエストのゴムもmmを変更、ポケットに財布、携帯等をいれた場合の重さを解消するための麻ひもの補助、裾をしぼらず、違うシルエットでも着用できるように足首を麻ひもに・・等々、そこからサードモデルが完成しました。さらに改良するかもしれませんが・・
サードモデルの詳細はまた改めてご紹介させていただきたいと思います。
nagonaruのモンペ いかがでしょう? ちなみに男女兼用です!
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