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フジオカイチスケ

さて、以前の記事incandescent lamp機械と灯り、で触れていますが、

いま白熱電球の灯りが少しずつ失われ、技術革新と省電力、地球環境の問題

等でLEDの灯りに変わりつつあります。白熱電球の灯りは独自の色をもっており、個人的に

それが本当に失われるのであれば残念でしょうがありません。

また、第一次産業革命の主たる産業は紡績業であること、そして糸という繋がりで

久留米絣があることについても触れましたが、言い換えれば、

日本初の白熱電灯用発電機は紡績所からの依頼で作られたということです。

紡績、久留米絣、織機からの自動車産業が白熱電球の灯りの普及とともに

より発展していったと言えるのかもしれません。

それらの意味でこの白熱電球には深い意味があると考えています。

もちろん、今後失われて行くかもしれない、産業革命を支えた、

なぜか暖かく感じる灯りであるということが一番の理由です。

藤岡市助は日本のエジソンと呼ばれることもある、日本に電気を広めた人物です。

山口県の岩国出身で、現在の東芝の創業者です。

27歳の時には実際にエジソンを尋ねています。

それに対してエジソンは電話機と白熱電灯を寄贈したそうです。

帰国した市助は日本で電気の灯りをともすことに尽力します。

その根底には「日本製の製品」にこだわった市助の努力があります。

大げさかもしれませんが、日本製品が世界でも信頼される理由は

この時代の開発者の努力のおかげかもしれません。

詳しくお知りになりたい方は是非岩国学校教育記念館をお訪ねください。

技術大国日本の礎を築いた産業を支えた灯りがいま新たなものに替わりつつあります。

伝統工芸品も技術的進歩を繰り返しつつ継承されていくなかで、

この白熱電球の暖かみに通じるものを持っていると感じました。

そしてこの白熱電球を新しい形で表現することで、伝統的工芸、その継承、自然、横になって

くつろぐというなごなるの基本、等をお伝えできればと考えました。

あるコンビニエンスストアでふと天井をみると蛍光灯ではなく丸くまぶしく発光するLEDが

連続して並んでいました。昼までもまぶしいくらいだったのが驚きです!!

電力消費量、明るさ、寿命を考えるとLEDは凄いと思います。

色々と背景を書きましたが、シンプルに言えばなごなるとして表現したいものを形に変える!

ですね!

●写真の冊子は岩国学校教育資料館様で頂いたものです。

藤岡市助2 藤岡市助5 藤岡市助1藤岡市助8

2014年05月12日 | Posted in blog | | No Comments » 

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