192時間
渋柿の汁を発酵させて作った日本古来の天然素材!柿渋です。
カキタンニンという成分を豊富に含んでおり、防腐効果があり、また紙に塗ることで
防水にもなるという優れもの! 酒樽にも使われているとか・・・
また、最近では抗菌効果もあると認められたとされています!
良いとこばかりの柿渋ですが、問題は発酵によって生じる臭いでした。
しかし、これも現代の技術で無臭のものが出来るようになっています。
平安時代〜の日本の天然素材と現代技術の融合!まさになごなるな材料です。
先にも書きました防腐や防水、強度もしかり、私が好きなのはその発色の美しさ!
木目を生かし色を着ける最高の塗料でもあります。
古来からの日本人の知恵!素晴らしいです。
●木材への塗り方(私の場合)
ペーパーで汚れを落とします。
木目に沿って刷毛でなるべく均等に塗ります。
布で拭く(どちらかと言えば磨く)※仕上がりを奇麗にするには大事です。
天気の良い日に外に置いておきます。(干す感じ)
これを繰り返して自分の好みの発色まで続けます。
画像は上記の作業を約8日間(雨の日除く)行った木材です。
大げさですが一応192時間程度経過してます・・・
塗ってすぐは薄い色ですが、酸化することによって発色します。
(日光や温度で発色が促進されます)
私の場合は木材に使用しておりますが、布を柿渋で染めた「柿渋染め」等
実用的で風合いの良い洋裁その他もあるみたいです。
素材やデザインによって使い分けたいと思いますが・・・!ついつい・・・
皆様も塗ってみたくなりませんか!? 魅力たっぷりの日本固有の材料ですね。
左上の写真〜ジグザグに経過がお分かりになると思います。
もう少し塗って完成します。
2014年04月29日 | Posted in blog | | No Comments »
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