一方向
先日、久留米絣の柄の名前についてお聞きしたところ、
伝統柄〜現代柄まで色んな名前がついているものがありました。
糸や織の種類だけで分けられるものもありますが、特徴的な柄、人気の柄等には
名前がついていたりします。
「この柄は先々代が考案して、ずっとこう呼んでます。」などお聞きしますと
産業としての伝統や歴史を感じます。
不思議なのが昔からある柄がビックリするほど新しく見えることです。
良い物はいつの時代でも変わらない格好良さをもつものなんですね!
伝統柄で何を製作しようかと楽しみになります!
画像は「矢絣」という柄です。弓矢の羽をモチーフにした柄です。皆さん
大学の卒業式なんかでこの柄の着物を着ているのをご覧になったこと
ありませんか?
大変歴史のある柄で、江戸時代には「一方方向」の柄にちなみ出戻らない
という意味で嫁入り道具に持たせたらしい?です。大変縁起が良い柄だそうです。
また、明治時代には女学生が好んで着ていた柄でもあります。
なごなるとして形にしてみたい柄です。
とてもシンプルで意味のある素敵な柄だと思います。
いかがでしょうか?
※手織りの水玉に織り込まれた「伝統」の文字!
2014年04月23日 | Posted in blog | | No Comments »
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