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貫入

貫入(かんにゅう)
皆様ご存知でしょうか?

貫入とは陶器の表面に入るヒビです。
ご覧になったことございますでしょうか?
ぜひご自宅の焼物をチェックしてください!

陶器は土で形成され釉薬(うわぐすり)を施して本焼きされます。
1200~1300度の高温で焼成される訳ですが、温度が上昇すると
土も釉薬も膨張します。ここで重要なのはこの両者の膨張率の違いです。
温度が下がるにつれて今度は収縮するのですが、この違いで貫入が入ってきます。
逆に釉薬の種類や土との相性(伸縮率が近い)などで貫入が目立たないようにも
できるのですが・・・
さらに貫入を必要とする陶器もございます。独特の風合いを出す為に貫入の入り易い
陶器を製作されていらっしゃる方も・・・
また、陶器をご使用になる環境や保存方法でも貫入は発生いたします。
経年変化での貫入もございます。

重要なのは使う人が貫入をどう感じるかということかもしれません。
その器の使用目的にもよるかもしれませんが・・・

個人的には貫入は陶器のひとつの楽しみだと思っております。
表情にも見えますし、偶然の美しさも感じます。

先にも述べましたが「なごなるのワイン杯」見込の部分には貫入は入らないように
して頂いております。赤ワインの鮮明な色はある意味器を選ぶのかもしれません。

奥が深いので簡単には考えることができませんが・・
今後も出来る限り学んで行きたいと思っております。

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2014年03月24日 | Posted in blog | | No Comments » 

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