柄(がら)
8月も後2日ですね。すっかり日が暮れるのも早くなっています。
本当に夏らしい日がなかったような・・・
9月以降はスッキリと秋晴れと行きたいところですね。
そう願っています。
さて、先週、下川織物様で絣の生地を仕入れてきました。
そのいくつかをご紹介します。
今回は事前に「柄」のある生地を仕入れよう!と決めていました。
いつもは製作するもの・・例えばモンペだとかシャツだとか、完成図を思い描いて仕入れて
いましたが、今回は純粋に目に飛び込んでくるような「柄」!で選びました。
膨大な生地の山からそれを見つけるのは毎回苦労します。
その時間お付き合いくださる下川織物様!いつも悩んでばかりでスミマセン。
いかがでしょう!?
水玉柄と十字柄!生地だけみてもインパクトあると思いませんか?
離れて見ると柄が浮き出たように見えますが、近づいてみると久留米絣のかすれた柄が
とても柔らかい雰囲気です。
ちなみに十字柄の方の生地はタテ糸がシルケット加工されているそうで、その名の通り
シルクのような光沢があり、手触りもソフトで発色も美しいです。
(※シルケット加工とは綿糸に張力をかけながら、苛性ソーダ等でアルカリ処理をすることで、絹のような
光沢がでて、染色性も良くなるという加工だそうです。)
選んだ生地は丁寧に品質のCheckをして頂きます。3代目下川様(手前)と田中さんです。
いつもありがとうございます!
そして製品加工へと・・・
生地ごとの特性を活かせる加工を考えるのは中々難しいことですが・・
さて今回選んだ生地で何を製作するのか!?お楽しみに!
しかし、糸の種類(太さや本数)、加工、染色、織り方・・・・などなど
奥の深い、さらには進化する久留米絣!皆様にもぜひ手に取ってもらいたい
日本の伝統生地です。
P.S 今回他にも直感的に仕入れた生地がございます。
また後日ご紹介いたします。
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